こんにちは。
ライトスタッフの名畑です。
年齢を経ていくと心配になるのが骨の状態です。
骨粗しょう症などで知らないうちに骨がスカスカになり、ちょっと転んだだけでも骨折してしまうことが起きてしまいます。
歩道の段差でちょっと足をくじいたら、骨折していた。。。。なんて話もよく聞きます。
骨折しないためには、骨を丈夫にすることです。
では骨を丈夫にするためには、カルシウムだけを摂っていたら大丈夫なのでしょうか。
元気な骨を作るためのお話です。
骨ってどうやって作られるの
骨の成長にカルシウムが大切なことはよく知られています。
カルシウムを強くするために、カルシウムを多く含む食材を口にする方も多いのではないでしょうか。
実はたんぱく質も骨の成長に重要な役割を果たしているのです。
骨は硬いだけでなく、同時に柔らかい性質がありますが、骨を丈夫にするのがカルシウムだとすれば、骨を延ばす作用があるのがたんぱく質です。
骨は、骨の先端部の軟骨細胞に成長ホルモンが働きかけると、軟骨細胞が増殖して伸びていきます。
この軟骨細胞となるのがたんぱく質です。
カルシウムとたんぱく質の二つの作用によって、丈夫でしなやかな骨が出来上がるのです。
毎日の生活に運動を加えれば、それが刺激になってさらに強くなります。
たんぱく質は骨を弱くする説
栄養学やスポーツ医学では、たんぱく質の摂り過ぎが骨をもろくするという説がありました。
それは動物性たんぱく質が消化される過程で生成される「酸」が原因とされていました。
この酸は身体のカルシムを尿に排出する作用があるため、動物性たんぱく質を摂れば摂るほどカルシウムが排出され、骨の形成に影響を与えると言われるようになりました。
しかし、最近の検証では高タンパク質の摂取は骨の形成を妨げることはないとの結果が出ています。
それどころかたんぱく質をしっかり摂ることは、骨を強くすることに繋がります。
骨を強くするには
骨を丈夫にするには、骨の主な材料となるカルシウムを摂ることが大切です。
カルシウムは腸で吸収されにくいので、吸収率の高い乳製品や小魚、大豆製品で摂るとよいでしょう。
また、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDや、骨の形成を促す働きがあるビタミンKもしっかりと摂りましょう。
それに加えて、骨をしなやかにしてくれるたんぱく質、そしてウォーキングなどの軽い運動が必要です。
骨を強くするには、カルシウム、たんぱく質、ビタミンD、ビタミンK、運動と覚えてくださいね。
年齢を経ると食事の量が減るものです。
食が細ってきて、なかなかたんぱく質がたくさん摂れない方は、プロテインを上手に利用しましょう。
プロテインでたんぱく質を補足することで、骨が丈夫になり骨折も怖くなくなります。
プロテインもいろいろな種類がありますが、なるべく添加物の無いものを選んでください。
明日の元気のために、プロテイン生活をお勧めいたします。
なばた
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